南伊豆町の観光、環境教育、スポーツについて (プロフィール5)

家族貸切の釣り船「たけすみ丸」船長

伊豆漁協の一本釣り漁師で遊漁船「たけすみ丸」の船長もやっている

 

プロフィール4から続き)

 

南伊豆町の町おこしのキーワードは、「観光」、「環境教育」、「スポーツ」、「長期滞在型宿泊」の4つだと考えています。

観光業については前回のブログで述べましたので今回は環境教育について書きます。

さて、みなさん、環境教育とは何でしょうか?

私が炭焼き修行で冬山にこもっていたとき、毎朝、日の出を見ながら、朝霧立ち込める山の斜面で野グソをした時のあの快感・・・

そして俺の体内から出た排泄物が、森の中では肥料となってちゃんと貢献しているというあの充実感・・・

毎朝トイレするたびに自分がただ生きてることに感謝でき、感動でき、その日一日を元気よくパワフルにスタートできる・・・

そんな体験こそが環境教育の第一歩であるべき、と考えています。

 

雪の天城山脈

雪の天城山脈の幽玄な古代ブナ林にある樹齢600年の「太郎ブナ」

 

都会で生活しているとき私は毎日仕事や家庭での不満に埋もれていました。

なんであいつが俺よりいい給料をもらっているのか?

なんでこんなアホな上司に仕えなきゃいけないのか?

なんで妻は俺のことを理解できないのか?・・・etc。

36歳で新婚、年収800万あってもそんな不満だらけの毎日でした。

それが、山暮らしを始めるやいなや、ただ朝クソするだけで今この瞬間に生きてることの喜びが全身から湧いてくるのです。

これを体験せずに何を学んで行こうというのか?

自分がただ生きているということ、ただそれだけのことで感謝と生きがいのある毎日、これこそが環境教育という教育分野が目指すべき一つの到達点だと思っています。

大自然の摂理に触れることによって、都会で忘れてしまった何か大切なものを感じること、そのことが大きな壁にぶち当たったときにどれだけ自分を鼓舞してくれ、励ましてくれるのか。

それを実体験することこそ環境教育の入り口であり重要な道標で在るべきです。

 

ユネスコ世界認定された伊豆半島ジオパークを探検する

ユネスコ世界認定された伊豆半島ジオパークを探検する

 

それを実施するには東京都23区ではちょっと無理ですね、手つかずの厳しい大自然が残っている場所が最適です、伊豆半島の最南端の南伊豆町はまさにそれにふさわしい場所だと確信しています。

21世紀の南伊豆町の町おこしのテーマの一つは「環境教育」であるべきです。それは首都圏4,000万人の都市生活者にとっての福音になるとともに、南伊豆町の経済的発展にもつながっていくからです。

私のコテージはその理念を創立以来持ち続けてきました、そして今後も、それを旗印に自然体験プログラムの提供を続けて行くつもりです。

 

プロフィール6に続く