Taku の紹介

南伊豆の弓ヶ浜前でバーベキューコテージを経営。地元漁師。ファミリー貸切釣り船ツアー、カブトムシ・クワガタ採集ツアー、青の洞窟サップツアーなど自然体験遊びをガイド。1kg地金目鯛を丸ごと一匹使ったジキンメ五品コース提供。趣味はサップ、アウトリガーカヌー、サーフィン。好きなモノは、純米酒、鍋、司馬遼太郎。

南伊豆サップ(SUP)、青の洞窟、海の絶景ジオパークツアー

南伊豆サップ天国
弓ヶ浜、逢ヶ浜、タライ岬
、青の洞窟をパドリング

弓ヶ浜は夏の海水浴シーズンでもサップ可能です

伊豆半島の最南端のエメラルドブルーの「弓ヶ浜」でサップを漕ぐ

こんにちは、弓ヶ浜前でバーベキューコテージを経営している森本です。

伊豆半島ではサップで出艇できるビーチ、海水浴場、サーフポイントは限られています。

南伊豆エリア(下田市、南伊豆町)では主に鍋田と弓ヶ浜と子浦です。

弓ヶ浜では夏の海水浴シーズンでもマリンスポーツエリアから出艇できますので1年365日パドリングできます。

弓ヶ浜前にある当コテージでは中庭の芝生がサップ艇庫となり、水シャワー施設、トイレ、物干し施設も充実していますので、サップトリップ宿泊には最適です。

家族でサップを楽しむ

サップ初めてのファミリーでも楽しめます

サップとはスタンドアップパドルボード(Stand Up Paddleboard)のことで、サーフボードより大きいサイズの板の上に立って、長いパドルで「立ち漕ぎ」または「座り漕ぎ」します。

グループで南伊豆サップ旅行を楽しめる

サップ初めてのグループでも楽しめます

私は、ほとんど毎日、目の前の弓ヶ浜で1時間ほどサップ漕いでいますがとても気持ちのいい全身運動です。

「弓ヶ浜、タライ岬&青の洞窟サップツアー」

社員旅行で全員が初めてサップに挑戦!

日常生活ではあまり使わない体幹筋肉(インナーマッスル)を使う適度な有酸素運動で、60代の私にはちょうどいい健康維持フィットネスとなっています。

伊豆半島最南端の白砂1kmビーチの弓ヶ浜

弓ヶ浜は白砂青松で幅1kmにわたる美しいビーチです

また、弓ヶ浜周辺の海岸線は2018年にユネスコで世界ジオパーク認定された「伊豆半島ジオパーク」海域であり、サップで海上散歩しながら絶景ポイントを巡れば最高の気分転換レフレッシュとなります。

伊豆半島ジオパークを代表する弓ヶ浜周辺の海岸線

弓ヶ浜周辺の伊豆半島ジオパークをサップを漕いで巡る

伊豆半島ジオパークをサップで巡る

世界ユネスコ認定された伊豆半島ジオパークをサップで巡る

私も、弓ヶ浜を出発して左岸の地磯沿いにタライ岬(青の洞窟)までの往復5kmの2時間ツアーのガイドしています。

弓ヶ浜サップツアー

100万年前の海底火山だったころのジオポイントを巡る

このサップツアーは、弓ヶ浜沖はカレントも速く波風も強いので、海上パドリング経験がある方向けのツアーですが、サップ未経験の方でも海況が良ければ20分の海上レッスンで目的地近くまで行くことができます。

洞窟が無数にある

弓ヶ浜沖周辺には洞窟がたくさんありサップで奥に入って行く

小回りの利くSUPは南伊豆の手つかずの大自然とつながる最高のマリンクラフト(乗り物)です。

しかしながら、伊豆半島のほとんどのビーチでは、サーファーや海水浴客や漁師とのトラブルを避けるため、サップの発着、SUPツアー、サップサーフィンは禁止さています。

そんな伊豆半島のローカル事情もあり南伊豆町の弓ヶ浜でのサップサーフィンやサップクルージングの利用者は年々増加しています。

弓ヶ浜では夏の海水浴シーズンでもサップが出艇できる

弓ヶ浜では夏の海水浴シーズンでもマリンスポーツエリアでサップできる

さらに、伊豆半島最南端の南伊豆町は約56kmにわたる長大で複雑なリアス式海岸線に囲まれていて、サップによる海の景観ジオツアーを堪能することができます。

また、シュノーケリング・ポイントも多数あり、参加者の希望があれば、サップしながら途中途中でシュノーケリングを楽しむこともできます。

シュノーケリングも楽しめる

サップ&シュノーケリングを楽しむファミリー

私のサップツアーに参加されるお客様の目的はそれぞれ違います。

- とにかくガッツリ距離を漕ぎたい・・・
- 途中でシュノーケリングもしたい・・・
- 海上でのんびりしたい・・・
- 寝っ転がって肌を焼きたい・・・
- 初めてなのでレッスン中心に・・・

私のサップツアーではそんな参加者の要望に添って弓ヶ浜周辺をガイドしていますので、申込時には遠慮なくご要望をリクエストしてくださいね!

弓ヶ浜沖をサップでガッツリ漕ぐ

サップ初めての二人がタライ岬周辺を力強く漕いでいる

さらに、伊豆半島は2000万年前には本州から800km沖の深い海底火山であった歴史を持つことから、世界ユネスコから伊豆半島ジオパークとして世界認定され、無数の青の洞窟や絶景ビューポイントがあります。

その中でも特に南伊豆町エリアは古い地層であり、サップで海岸線を探検すると古代の幻想的な風景に紛れ込んだような不思議な気分になります。

南伊豆の弓ヶ浜から出艇する「タライ岬の青の洞窟ツアー」

海底火山だったころの幻想的なジオサイトに入っていく

サップはシーカヤックやカヌーに比べて小回りが利くので、狭い水路や洞窟にも入って行けて、南伊豆のジオパーク探検には最高のツールです。

サップの初級者用のボードは、全長3m以上、全幅80cm以上、ボリューム200L以上あり、水面上で非常に安定性が良く、海況が良ければ、初めての人でも20分ほど練習すればすぐに漕げるようになります。

その日サップ体験が初めてでも、海が静かであれば短いツーリングならば可能になるのが便利でお手軽なところです。

弓ヶ浜から2km沖のタライ岬(荒神)ツアー

弓ヶ浜から2km沖のタライ岬までは複雑な地磯が続く

それでは、私がガイドする2つの南伊豆サップツアーについてご紹介いたします。

南伊豆サップツアー(その1)

  「弓ヶ浜、タライ岬&青の洞窟サップツアー」コース

弓ヶ浜ビーチの左岸の地磯は、複雑なリアス式海岸線になっていますが、2kmほど沖へ進むとタライ岬(地元では荒神と呼ばれスピリチュアルな場所として崇められている)に到達します。

タライ岬(荒神)の先端の展望台は360度の絶景ビューで日の出スポットになっています。

その展望台の下の断崖絶壁の荒磯は、奈良時代の古代祭祀場跡だったポイントでとてもスピリチュアルな場所となっています。

タライ岬から伊豆半島の最南端の石廊崎を眺める

タライ岬沖から伊豆半島最南端の石廊崎方面を眺める

タライ岬(荒神)手前の狭い水路を入っていくと、「青の洞窟」があります。

波風が静かな日で、大潮または中潮の干潮時刻あたりで、太陽の光が差し込んで来るときに、神秘的な「青の洞窟」を体験できます。

天井が低いのでサップボードの座り漕ぎ、またはパドリングで奥へ奥へと進んで行きます。

タライ岬手前の路地を入ると青の洞窟がある

タライ岬手前の「青の洞窟」、幻想的な世界を探検する

この洞窟には入れるのは、干潮時刻の前後の数時間で、なおかつ波風が静かなときだけです。

いくつかの自然条件と人間の都合が合わないと入れません。

私はガイドとして、この2つを合わせるように日程を組んでいますが、時には青の洞窟まで入れない場合もありますのでご了解ください。

弓ヶ浜の青の洞窟

弓ヶ浜の青の洞窟は幻想的なグリーンルーム

洞窟の奥は、透明度の高い水面に日光が射してきて、洞窟全体がグリーンルームに輝きます。

とても幻想的な世界です。

「青の洞窟」探検を終えたら、次はスピリチュアルなタライ岬(荒神)まで漕いで海上から参拝します。そして、弓ヶ浜へ戻ります。

サップ・シュノーケリング
途中の逢ヶ浜でシュノーケリンを楽しむ

弓ヶ浜へ戻る途中で、弓ヶ浜のお隣の逢ヶ浜(おうのはま)にも立ち寄りスズメ根周辺のトンボロ現象(干潮になると陸とつながる)やジオサイト柱状節理なども探検します。

逢ヶ浜は地元の海女さんたちが魚貝類サザエ・アワビを獲る磯ビーチで、海水も澄んでいて魚もたくさんいます。

逢ヶ浜はシュノーケリング・ポイントとしても最高の場所で、運が良ければキレイな海にしか棲息していないタツノオトシゴ(Seahorse)にも遭遇できます。

出発前にご要望があれば、私がシュノーケリング道具を人数分持参しますので、20分くらい素潜りを楽しめます。

全行程で約5kmをゆっくり漕ぎますので2時間くらいのサップツアーです。

私のサップは "JP Australia All Water"

私のツーリングサップは ” JP Australia All Water GT 28.5 “

以上の「弓ヶ浜、青の洞窟、タライ岬」サップツアー催行には、基本的に下記の天候条件や海況条件がベストです。

・風速5m以下
・波高1m以下
・青の洞窟に入るには、干潮時前後がベスト
・サップが初めての方でも海がおだやかでればツアー可能です
・100m以上泳げる小学生以上の方、親子やペットの同乗は不可

逢ヶ浜から弓ヶ浜を眺める

逢ヶ浜から弓ヶ浜を眺める

タライ岬周辺エリアは地元で「荒神(こうじん)」と呼ばれるほど荒々しい地磯で、海底が複雑で潮も速いのでカレントが複雑にぶつかり合い、ウネリも高く、12月~3月などは西風(オフショア、沖に向かって吹く風)が強くツアー中止になる確率が高いです。

特に伊豆半島の東側に低気圧や台風が北上するときは、海況が一変し、サップ上級者でも危険な海になります。

あくまで安全第一の観点から、ツアー参加者の技術レベルに応じて、当日の波、風、潮流、天候、コンディションを総合的に判断して、ツアー出発の可否やコース取りを決断させていただきます。

当日の海況を判断してツアーの出発が決まります。

白砂青松の1kmに渡る白砂ビーチ、弓ヶ浜を沖から眺める。

なので、当日ツアー直前でも海況によっては中止またはコース変更する場合がありますので何卒ご理解ください。

なお、このサップツアーが第一目的で当コテージに宿泊予約される方には、可能な限り繁忙期(連休、夏休み、休前日)を除く平日の日程で宿泊予約されることをおすすめいたします。

その理由は、繁忙期での天候不良での宿泊キャンセルや日程変更は受け付けていないからです。

繁忙期以外であれば天候不良での日程変更は1回まで受け付けています。

弓ヶ浜はサップ天国

弓ヶ浜は夏の海水浴シーズンでもマリンスポーツエリアでサップ可能

「弓ヶ浜、タライ岬&青の洞窟」サップツアー(約2時間)の伴走ガイド料金は、参加者1名あたり10,000円税込です。

ガイド料金にはサップボード、パドル、リーシュコード、ライフジャケット、シュノーケリングなどのレンタル料と、駐車場代、水シャワー、トイレなどの施設利用料が含まれます。

Myボードで参加される場合も同一料金です。

ウェアは、7月~9月中旬であれば水着やラッシュガードでOKです。

それ以外の季節では、ウェットスーツ(上半身はノースリーブまたは半袖のタッパー、またはスプリング、下半身は半ズボン)が理想ですが、お天気が良ければ10月上旬まで水着+ラッシュガードでいけちゃいます。

10月中旬以降では、その日の天候に大きく左右されますが、基本的にウェットスーツが必要となります。

ウェットスーツレンタルは別途1着1日1,000円となりますが、数やサイズに限りがありますので必ず事前予約してください。

ウェットスーツ

10月上旬からはウェットスーツが必要です。レンタルあり。

基本的に私のコテージに宿泊されるお客様優先で当サップツアーを提供していますが、宿泊者以外の方にもガイドしていますので森本までEメール(morimoto@beachside-log.com)でお問い合わせください。

宿泊者以外の場合のサップツアーご予約の際は
下記項目について森本までemailください。

・ご希望の日程と時間帯
(例:第1希望7月20日の午前中、第2希望~)

・参加人数とみなさんのサップ経験
(例:はじめて大人1名、1回経験大人1名、初めて12才1名、合計3名)

・希望されるレンタル品と使用者の身長
(例:サップボード一式2人分、男170cm女155cm、ウェット2枚男L女M)

・宿泊される施設名
(例:○○ホテル)

・希望されるコースまたはエリア
(例:弓ヶ浜コース)

・ご要望
(例:シュノーケリング希望)

弓ヶ浜でスタンドアップパドルボードを楽しむ

海底5mの砂模様まで透けて見える弓ヶ浜、空中に浮いているような

当コテージ宿泊をご希望されるお客様で予約フォームを送信される場合には、フォームの最後のコメント欄で「弓ヶ浜サップツアー希望」とご記入下さい。

その他のレンタルもやっていますので、ご希望の方は当コテージのレンタル紹介ページをご覧ください。

ウェットスーツのレンタル

ロングボード、ボディーボード、シュノーケリングなどもレンタルあり

弓ヶ浜でのサップレンタルや初めて弓ヶ浜周辺でサップパドリングを楽しむ方へご注意です。

弓ヶ浜パドリングには多くのローカルルールがあります。

・青野川河口側は漁船の航路のため進入禁止。
・エアーサップボードでは沖へ500m以上のアウト禁止。
・海水浴シーズン期間中の出艇はマリンスポーツエリアのみ。
・弓ヶ浜花火大会当日は1日中パドリング禁止。

弓ヶ浜パドリングのローカルルール厳守した上で安全に楽しんで下さい。もし何か分からないことあれば森本までご連絡ください。

弓ヶ浜サップのローカルルール

弓ヶ浜サップ&カヌーのローカルルール

さて、冬の南伊豆には強い西風が吹きます。

その時期になると、オオニシ(10m以上の西風)に乗って、石廊崎から弓ヶ浜までの片道5kmのダウンウィンド(Down Wind) 滑走パドリングしています。

強烈な追い風ダウンウィンドと南伊豆沖の大きなウネリに押され猛スピードでグライドします。

これは上級者向けの「石廊崎Run」ですが、このように南伊豆サップは1年を通して楽しめます。

石廊崎ランRUN

誰もいない12月に石廊崎ダウンウィンドDown Wind Runを楽しむ

さて、夏以外の季節では、「弓ヶ浜、タライ岬&青の洞窟サップツアー」は日常的に波風が荒いポイントになり、サップ初心者向きではなくなります。

夏以外の季節では当日中止の確率も高まります。

その日の波や風のコンディションによってサップボードを使い分ける

下の動画(3分23秒 無音)は「弓ヶ浜、タライ岬&青の洞窟」サップツアーを紹介しています。

石廊崎から下田方面(相模湾)を眺める

石廊崎から弓ヶ浜方面(相模湾)を眺める、爪木崎の奥には大島が見える

さて、次に「妻良・子浦ジオパークコース」をご紹介いたします。

南伊豆町の妻良海岸と子浦海岸周辺は一年を通して比較的に波風が穏やかな海岸線エリアで、かつ、幻想的な海のジオパークがつらなっています。

ただ、弓ヶ浜から子浦海岸まで片道30分くらい自家用車で移動してもらい、
かつ、子浦海岸を出発してパドリング終了して戻るまで4時間程度のサップツアーなので、時間的に余裕がある方で、かつ、ある程度の体力も必要となってきます。

サップ初めての方にはツアー前に漕ぎ方レッスンをいたしします。

それでは「妻良・子浦ジオパークコース」を次にご紹介します。

南伊豆サップツアー(その2)

  「妻良・子浦ジオパークコース」

2018年に世界ユネスコが「伊豆半島ジオパーク」を世界認定しました。

2000万年前に海底の火山だった伊豆半島が海上に隆起して、移動して、本州に衝突して現在の形になったのが60万年前だそうです。

その伊豆半島の最南端の南伊豆町は東、南、西の三方を海に囲まれ、その複雑なリアス式海岸線は56kmにもおよび、海底火山だったころの痕跡をいたるところで見ることができるのです。

石廊崎から伊浜方面(駿河湾)を観る

石廊崎から妻良・子浦方面(駿河湾)を眺める、2000万年前の風景が続く

その複雑な海岸線には、湊(弓ヶ浜)から、手石、子稲、下流、大瀬、本瀬、石廊崎、入間、中木、吉田、妻良、子浦、落居、伊浜まで14の漁港(漁村)が点在しています。

今でこそ国道や県道の海岸道路ですべての漁港がご町内としてつながっていますが、一昔前は隣の漁村に行くにも船しかなく、言葉や風習にも違いがあったくらい複雑な海岸線となっています。

妻良漁港左側の地磯から絶景ジオパークが始まる

子浦海岸の地磯から絶景ジオパークが始まる

特に、石廊崎を越えて西側(駿河湾側)の伊浜までの海岸線は、2000万年前の海底火山だった頃の圧倒的な古代の風景が残っていて、海からの伊豆ジオパークツアーとして外せないコースとなっています。

南伊豆町内でも比較的に波風が静かな妻良湾・子浦湾の周辺は、のんびり気分でパドリングできる絶景ポイントです。

子浦海岸からサップを出艇して南(石廊崎方面)へと漕ぎ出します。

200万年前伊豆半島が海底火山だったころの風景が続く

2000万年前、伊豆半島が海底火山だったころの風景が続く

さて、ここでこのエリアに入るサップやシーカヤックすべての方に警告です。

この妻良・子浦周辺は、頻繁に漁船が出入りしていて、定置網などもあり、
絶対に入ってはならないスポットや、近づいてもいけないエリアが多数あります。

地元漁師関係者との間に慣習的に定められたローカルルールが多数あります。

特に、シュノーケリング行為やサップフィッシング行為については非常に厳しいローカルルールがあります。

なので、このエリアを初めて漕ぐ方はローカルルールを熟知した
地元のガイドさんを「必ず」付けてください。

初めての方が何も知らずに漕ぎ出すと必ず地元漁師とトラブルが発生します、これは、漁師も我々ガイドも非常に迷惑です。

そして、漁船の航路を横切るときは十分注意して素早く横切ってください。

もし、漁船が進行方向に見えたら、「相手はこちらが見えてない」という
想定の下にこちらサップ側が危険回避行動をとってください。

以上のこと、なにとぞよろしくお願いいたします。

妻良漁港を横切るとすぐに壮大なジオパークが広がる

妻良漁港を横切ると伊豆半島ジオパークが広がる

妻良漁港を横切ると白い巨壁が現れ壮大なジオパークが始まります。その中を静かに漕いでいると、まるで古代の海底火山だったころの風景にさまよい込んだような幻想的な気分になってきます。

柱状節理の白い岸壁には、無数の「青の洞窟」がある。

柱状節理の白い岸壁には、無数の「青の洞窟」がある。

柱状節理の絶壁には無数の洞窟があり、中でつながっていたり、行き止まりだったり、幻想的な「青の洞窟」だったり、気味悪いコウモリの巣だったり・・・

無数にある「青の洞窟」に入ると・・・

無数にある「青の洞窟」に入ると・・・

洞窟の壁面は蛎殻に覆われていて肌が触れると切れてしまいます、触らないようにしてください。

さらに、上級者でも洞窟内で写真撮影などに没頭しているとボードが壁面に接触してバランス崩してフリする(沈する)場合があります。

海底にも蛎殻がありますので足裏などを切りますので、マリンシューズ着用をおすすめします。

柱状節理の岸壁には無数の「青の洞窟」がある

天井の低い「青の洞窟」では座り漕ぎして前進する

天井が低い洞窟で前進するにはパドルを短く持ってシーカヤックのように漕いでください。

さらに天井が低いときにはサーフィンのようにボードに寝そべって手腕のパドリングで進入していきます。

くれぐれも頭をぶつけないように。

そして、潮が満ちている(上げ潮)の時は、帰路脱出のことを考えて絶対に深入りしないように十分に注意してください。

洞窟探検は思わぬ事故が発生する可能性がありますので、最初は必ず地元のガイドを付けて穴に進入してください。

「青の洞窟」の壁は蛎殻で接触すると出血します

必ず地元ガイド伴走で洞窟に入ること、特に上げ潮時は十分注意

妻良漁港周辺の壮大なジオパークをサップで漕いでいると、2000万年前に伊豆半島が海底火山だったころの幻想的な古代風景に迷い込んだような気分になります。

柱状節理の岩の間の水路を漕ぐ

柱状節理の沖根「マナイタ」の間の水路を漕ぐ

柱状節理とは、火山が噴火して溶岩マグマが流れ出し、比較的ゆっくりと冷やされて固まった地層のことです。

近くから見ると壮大な「京の字」

近くから見ると壮大な沖根の「京の字」

マナイタ、京の字まで行って、そこでUターンして、往路より沖側のコースで妻良漁港方面に戻ります。

恐竜が大きな口を開けているような岸壁

恐竜が大きな口を開けているような岸壁

南伊豆町の奥石廊崎(ユウスゲ公園)から松崎町の雲見までの駿河湾側の海岸線は、南伊豆を代表する絶景ビューのジオパークです。

40万年前に噴火してできた南崎(みなみざき)火山、140万~130万年前の噴火でできた蛇石(じゃいし)火山が造りだしたもので、それが浸食されて現在の海岸地形になりました。

その2つの古い火山は長い年月で浸食が進み、その大きさや山頂位置は不明です。

何万年、何十万年前の地層が明確に出ている岸壁

何万年、何十万年前の地層が明確に出ている岸壁

ここから妻良湾の沖を一気に子浦の龍崎まで横断します。漁船の航行が多いところなので十分に注意しながらパドリングしてください。

私も地元漁師の一人なのでマリンクラフトすべてのパドラーに一言アドバイスですが、漁師は仕掛けなどをいじりながら漁船を走らせている場合があり、進路前方をまったく見ていない場合があります。

なので、海上で漁船を見たら、こちらのサップは漁師からぜんぜん見えていない、と想定してサップ側が危険回避行動してください、それが一番確実です。

マグマの通り道が浮き彫りになっている子浦の「蛇下り」

写真中央から左斜め上にマグマの通り道「蛇下り」が見える

子浦の龍崎の岸壁に到着すると、くっきり浮かび上がる水平方向の地層を垂直に断つようにマグマの噴出口が現れています。これが子浦の「蛇下り」です。

ジオパーク的な解説をすると、 海底にたまっていた火山灰や土石流の地層の亀裂を押し広げ、マグマが上昇してきた岩脈で、巨大な蛇が崖を駆け上がるような姿から「蛇下り」と呼ばれる、ということです。

南伊豆町波勝崎の「蛇のぼり」とともに伊豆ジオパークの海岸線では有名な岩脈スポットです。

圧倒される高さのジオパーク岸壁に侵入していく

蛇下りで有名な断崖絶壁「龍崎」の穴に進入する

この「青の洞窟」の行き止まりにはコウモリの巣があった

この「青の洞窟」の行き止まりにはコウモリの巣があった

無数にある「青の洞窟」探検は神秘的パドリングとなる

無数にある「青の洞窟」探検では神秘的な体験がある

龍崎から日和山遊歩道方面(子浦漁港方面)に向かうと、美しい斜交層理の地層が現れます。海底火山時代に噴火とともに吹き出した火山灰が幾層にも降り積もり重なった横縞の地層の中に、斜めの層が美しく入り込んだ地層のことです。

どこまで行ってもエメラルドブルーの海水

どこまで行ってもエメラルドブルーの海水に癒やされる

伊豆半島の誕生の歴史は、2000万年前、本州から800km沖の海底に沈む火山群から始まり、それがフィリピン海プレートの北上ととに移動して60万年前に本州と衝突して現在の半島の原型となりました。

所々で散見されたミドリサンゴ、沖縄以外ではめったに遭遇できない。

沖縄以外ではめったに遭遇できないミドリサンゴが点在している。

大部分の日本列島はアムールプレートとオホーツクプレートの上に乗っかっている訳ですが、伊豆半島はその2つに加えフィリピン海プレートが接していて、3つのプレートの交点となっている地球規模の特異なジオパークを形成しています。

2時間のサップパドリングを終えて子浦漁港に戻って来る

3時間のジオツアーを終えて子浦漁港に戻って来る

伊豆半島ジオパークの中でも特に南伊豆町エリアは海底火山だったころの古い地層に覆われています。

伊豆半島の最南端で三方を海に囲まれている南伊豆町の56kmにおよぶ複雑な海岸線のヒダに触れながらサップで漕ぐ、

2000万年前の風景、圧倒的なジオパーク、無数の青の洞窟、幻想の世界、神秘的な体験、

沖縄やハワイで漕ぐのとはまたひと味違った南伊豆サップツアー、

初めての方でも十分楽しめる絶景ジオ、ご興味あればいつでもご案内いたします。

サップが初めての方でもツアー前に漕ぎ方レッスンします。

サップが初めての方でもツアー前に漕ぎ方レッスンします。

サップが初めての方や初心者の方にはツアー前に漕ぎ方を教えます、そして、参加者のレベルに合わせてコースを編集して提供します。

「妻良・子浦(めら・こうら)ジオパークコース」は、中潮、大潮の干潮時前後がベストです。

妻良湾、子浦湾は南伊豆のなかでも比較的に穏やかなポイントなので悪天候でない限りツアーは可能ですが、強風時や雨天などは避けた方がいいでしょう。

安全第一の立場から、当日ツアー直前でも天候、海況、参加者の技術レベルに応じてガイド役が中止またはコース変更する場合がありますので何卒ご理解ください。

無数にある青の洞窟を探検するサップツアー

無数にある青の洞窟を探検するサップツアー

以上の「妻良・子浦ジオパークコース」が第一目的で当コテージに宿泊予約される方には、可能な限り繁忙期(連休、夏休み、休前日)を除く日程で宿泊予約されることをおすすめいたします。

繁忙期以外の予約であれば、当サップツアーに不向きな天候・海況不良が予想される場合に限り日程変更を1回のみ受け付けています。

繁忙期では天候・海況不良が理由の宿泊のキャンセルや日程変更は受け付けていませんのご了解ください。

こちらの「妻良・子浦(めら・こうら)ジオパークコース」は、当コテージ宿泊者優先で提供していますが、当コテージに宿泊されない方にも私の日程都合が良ければガイドさせていただきます。

「妻良・子浦コース」の伴走ガイド料金は、参加者1名あたり16,000円前後で、サップ一式レンタル料が含まれます。ご自分のボードで参加される場合でも同一料金です。

ガイド料金は人数やレベルに応じて違いますので森本までEメール(morimoto@beachside-log.com)でお問い合わせください。

その際、下記についてもご記入ください。

・ご希望の日程と時間帯
(例:第1希望7月20日の午前中、第2希望~)

・参加人数とみなさんのサップ経験
(例:はじめて2名、10時間以上経験者2名、合計大人4名)

・希望されるレンタル品と使用者の身長
(例:サップボード一式2人分、男170cm女155cm、ウェット2枚男L女M)

・宿泊施設名
(例:○○ホテル)

・希望されるコースまたはエリア
(妻良・子浦コースと書いてください!)

当コテージに宿泊希望の方は、宿泊予約フォームの最後のコメント欄で
「妻良・子浦コースのサップツアー希望」とご記入ください。

下の動画は「妻良・子浦コース」をシーカヤックで紹介するビデオ(3分13秒 無音)です。

当コテージでは宿泊者優先でサップ一式(サップボード+パドル)やウェットスーツなどの有料レンタルを行っています。ご希望の方はレンタル紹介ページをご覧ください。

ただし、サップレンタル利用の場合は弓ヶ浜のローカルルールを厳守してご使用ください、レンタル貸し出し時に私が詳しくお伝えいたします。

弓ヶ浜サップ(SUP)のローカルルールは厳守です

弓ヶ浜サップ(SUP)のローカルルールは厳守してください。

サップ初めての方、サップ初心者のみなさん、伊豆半島最南端の美しい南伊豆ジオパークでパドリング体験してみませんか。

私は56歳からサップを始めましたが、南伊豆流の「ゆったりパドリング」は我々アクティブシニアにはちょうどいい有酸素運動です。

そしてユネスコ世界認定された伊豆半島ジオパークに触れながら最高の気分転換を味わってください。

夏の海水浴シーズン以外の時期に弓ヶ浜でサップサーフィンを楽しむ

南伊豆まで来たらぜひ美しい海を漕いでください。

それでは、弓ヶ浜でお待ちしています。

Aloha !