弓ヶ浜でこんにゃく作り(南伊豆ダイズプロジェクト)

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

こんにゃく芋4個で100個以上のこんにゃくができる。

 

南伊豆の南上地域の情報を発信するため「南上新聞」を自費出版している山之内さんが「南ダイズプロジェクト」を発足しました。これは、南伊豆町内の荒れ果てた耕作放棄地を耕し大豆を栽培しようとするするボランティア推進活動です。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

こんにゃく芋をおろし金ですりおろす

 

南伊豆町は高齢化、過疎化が進みいたるところに耕作されていないすすき野がいっぱいあります。山之内さん自身の実家も畑がありますが畑仕事はお父さんの代まででそれ以降は放置されていました。東京から家族で戻った山之内さんはこれを何とかしようと近所の若い有機農家(合鴨農法はぐくみ農園の横田淳平さん)の指導をうけながら雑草を刈り、耕し、大豆の栽培を始めたのがきっかけでした。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

みんながすったものを鍋に集めてダマをつぶす

 

 

大豆は6月に種を植え11月に収穫して味噌を作り参加者に分配する予定です。肉体労働が手前味噌になって帰ってくるわけです。豆腐も作る予定です。荒れ果てた耕作放棄地をおいしい味噌や豆腐に変える素敵なプロジェクトです。もちろん南伊豆町の景観もぐーんとよくなります。一石二鳥の町おこしです。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

たき火でかき回しながら30分煮る

 

南ダイズプロジェクトは大豆だけではなくヒエ、アワなどの雑穀やこんにゃく等も栽培しています。今回はこんにゃく芋を収穫して手作りこんにゃくを楽しむ会でした。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

炭酸ナトリウムを入れる

 

こんにゃく芋を掘り返し、皮をむき、大根おろしですり、たき火で30分ぐつぐつ煮て、最後に炭酸ナトリウムを入れて冷却すると見事に凝固します。これをたっぷりの水から煮てアクを抜くとこんにゃくのできあがりです。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

常温まで冷えて凝固する

 

ポイントは二つ。一つは、すりおろしたこんにゃく芋はすぐに固まり「ダマ」になってしまいますので、すりおろしたらすぐに水に浮かしかき回しさらさら状態にしておくこと。だから大量のこんにゃく芋を一人で時間をかけてすっているとダメで、一人なら多くてもこんにゃく芋一個が限界です。それ以上やろうとすると一人では無理です。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

たっぷりの水から煮てアク出し

 

ポイントの二つ目はたき火のような強い火力で手でかき回しながらぐつぐつ煮ることです。白濁が透明になってきて糊のような粘りが出てくるまで強火で煮ることです。炭酸ナトリウムは火を消してから鍋1リットルに対して15g入れてかきまわし常温まで冷却していきます。昔は炭酸ナトリウムの代わりにたき火の灰を入れたそうです。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

できたての手作りこんにゃくをワサビ醤油で・・・

 

鍋で凝固したこんにゃくをスーパーで売っているサイズに切り出して、たっぷりの水から煮てアクを抜きます。そしてその熱々の出来たてこんにゃくをそのままワサビ醤油で口に入れてみるとこんにゃくの概念が変わるほどうまいです。えええ、これホントこんにゃくっ?って感じでした。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

こんにゃくの概念が変わるほど・・・うまいっ!

 

こんにゃく芋から自分で作るこんにゃく、人生で一度は味わっていても損はないでしょう。おすすめです。

 

南伊豆の弓ヶ浜でこんにゃく作り

こんにゃく作りの先生は南上新聞の成瀬さん

 


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